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【パイプ】オールドブリティッシュ6【クラシック】

164 :shell-freak ◆IZ17wJOqHk :2007/03/05(月) 19:23:28 ID:oliGMPBG
>>125で落札表明した70年代のdunhill shellが到着しましたので簡単なレポを・・・。

http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&ih=003&sspagename=STRK%3AMEWN%3AIT&viewitem=&item=130082419065&rd=1&rd=1


まず一見して驚いたのは「デカイ」ということです。
group5であることはハナから分かっていましたが、これ、大きくて迫力あります。
LBと並べてみても、ほとんど遜色がありません。
(そう考えるとLBはgroup4にしては大き過ぎるのかもしれませんな。)
そして「超クラッギー」なブラスト。
ボウルの前面と後面には「川」の様なラインが走っています。
ボウル・サイドはバーズ・アイが深くブラストされていて、まるで「ヤスリ」の様です。
このdunhillに特徴的なのは、この深いブラストと共に、作為的に仕上げられたと思われる
リムの処理です。
よくebay等を観ていると、古くて使い古されたパイプの「エッジ」がアウト・ラウンドしていることがあります。
いかにも「道具」として持ち主に愛されていた感じがして、私は非常に好きなのですが、
この70年代のパイプにも、それを狙ったと思われる処理がなされています。
一般的にdunhillは、「キリッ」と「エッジ」の立った処理がデフォです。
それが何とも言えず、「英国紳士」然としていて端正で品の良い雰囲気を醸し出しています。
しかし、本作はそれとは全く逆の、「使い古された、古いパイプ」の「美」を
追求しているかの様です。
「荒々しく、クラッギーなブラスト」と「アウト・ラウンドしたリム」は
見事にこのパイプに「クラシカル」な魅力を与えました。
製作の意図は完全に達せられているといっても良いでしょう。

さて、いよいよ喫味の点検です。
一般的にdunhillは60年代いっぱいで「オイル・キュアリング」を廃止したと言われています。
old dunhillに特徴的な、あの「ソリッド」で「中音域を強くブースト」する喫味は
70年代になってどう変化したのでしょうか。
比較の為に、常喫の「LARSEN FLAKE CUT」を投入してみました。
まず、最初の印象は「オーバー・キュアリングは成されてはいない」という事でした。
煙草本来の喫味に何らかの「効果」を与えるような「キュアリング」はされてはいないようです。
しかし、「生木」の喫味とも違っているようです。
無色透明に限りなく近い感じで、何等かの「処理」が行われてはいるようです。
それは単に、木の樹脂を煮出すだけの物だったのか、それとも、所謂「キュアリング」であったのかは
正直、分かりません。
それでも、雑味やいやな木の香りは全くしません。
非常に「ニュートラル」で「素直」なレンダリングを提供します。
old dunhillを喫い慣れた口には、多少、物足りない感じはしますが、これはこれで悪くはありません。
決して「不味い」ということはありませんでした。
ボウルも大きく、ステムも太くて長いので当然ながら「クール」です。

年代的に70年代というと、所謂、「ヨーロピアン・タイプ」の煙草がノシて来た時代です。
それまでの「英国タイプ」の煙草から、より喫い易く、甘い香を楽しむ「着香系」の時代です。
バージニアやラタキア、バルカン・ブレンドの「煙草の芯」を、各ブランド毎に違った「個性」で
味わう時代から、甘い香で楽しむ時代へと変化して行ったのではないでしょうか。
そして、dunhillはその流れの中で「オイル・キュアリング」を捨てたのではないでしょうか。
何故なら、「着香系」は「香りを楽しむ」もの、バージニア等の「喫味を楽しむ」ものとは別物だからです。
もちろん、当時、dunhillがおかれていた経済状況や、その他、諸々の条件はあったとは
思われますが・・・。

たった一本の70年代のパイプから、様々なことが推測される、非常に面白い経験でした。
今度、「オフ会」にでも持参して、皆さんにも喫っていただきたいと思います。
とりあえずは「お気に入り」のパイプの仲間入りという感じです。

長文失礼しました。



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