2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【パイプ】オールドブリティッシュ6【クラシック】

324 :774mgさん:2007/03/26(月) 23:38:07 ID:1VZwSebD
>>322
うーん、どう言えばいいんでしょうかねえ。

100年越しブライヤーが、「100年越しブライヤーの味を持っている」という意味の質問だったら答えはNOです。
何故なら比較対象にするものがないからです。
例えばDunhillもギリシャ産ブライヤーにスイッチする前は、樹齢60年〜100年のブライヤーを使っていたそうですし、
Comoy'sなんかも戦前のブライヤーはかなり古そうです。また、これらの他メーカーはそれぞれ独自のキュアリングを
施していたので、「100年越しのブライヤーの味」、というものだけを感覚的に抽出することは不可能でしょう。

ただ、100年越しのブライヤーを使っていたという「Pre-Trans Barlingの味」が、違いを実感できるものか、という
問いでしたら、答えは決定的にYESです。
個人的な感想ですが、全レンジにわたって、香りからコクまでを非常にフラットで力強く表現するにもかかわらず、
煙が軽い、という一種矛盾したかのようなレンダリングを平気で行なうのがBarlingの特色だと思っています。
これはたとえば戦前のComoy's、戦前のDunhillなどにはまったく見られない個性だと思います。

「あたりハズレがある」「いうほどたいしたことはない」という意見もあるようですが、この軽さが好みでない
スモーカーにはちょっと拍子抜けかもしれない、という一面はあります。また古いパイプはハードに使用
されていることが多いので、A/Rを一発かけてみるとハズレパイプが回復する例(自分の手持ちの1本)も
あります。

ただ、ここまで言っておいてなんですが、ぶっちゃけ自分は「100年越しブライヤー信奉者」ではありません。
どんな優れた材質でも、適切なキュアリングなしには真価を発揮することはなく、またそこそこの材質でも
丁寧にキュアリングすることによって優れた吸い味を発揮することもあるだろうと思うからです。
また、現代パイプ作家のほとんどが、「100年越しブライヤー神話」に懐疑的なスタンスを保持しています。
ドイツのRainer Barbiなどは、「パイプ製作に最適なのは樹齢50年程度のブライヤーで、それ以上
樹齢を経たとしてもブライヤーは熟成することはない」と言いきっています。

なんにせよ、オールド・コレクティブルの世界ではオールドという属性ありきですから、
「古いものがエライ」「古ければ古いほどエライ」という価値観が支配的になりがちなのは仕方のないところであります。
このへんをマジで信奉してみるのもよし、
業者のキャッチフレーズだと割りきってノってみるのもよし。
また斜に構えて鼻で笑ってみるもよし。
人それぞれの楽しみ方があるのではないでしょうか。Pre-Transはちょっと高価なのでアレですが、
値段分は十分楽しめる価値はあると思います。

蛇足として、Pre-Trans Barlingのグレインの質に触れておきます。
ただ、これははたして「100年越し」であるのか、それともBarlingが使用していたといわれるアルジェリアという
「ブライヤーの産地」のせいであるのかどうかはわかりません。
○グレインのラインが異常に細い
○グレインとグレインの間の幅が狭い。
○ストレート・グレインとはほど遠い、うねり狂うフレーム系のグレインパターン
○グレインが木質の中を通るパターンが立体的で、ボウルの表面では「現れては消える」といった様相を呈する
ことが比較的多いのではないかと思います。(straight grainなどの一部スペシャルグレードは除く)

501 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)